はなまる学習塾の高濱正伸先生はご存知ですか?

1993年「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。

講演会の参加者は、リアル講演で年間30000人を超えていたが、オンラインになってから10万人を超す。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』シリーズ、『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』など、著書多数。関連書籍は200冊、総発行部数は300万部以上。

 

と言う大人気講師の方です。

私もオンラインで講演を拝聴し、自分のためにまとめてみようと思います。

あなたは今幸せですか?不幸ですか?

同じ人生を歩んでいても、自分に生まれてきたことを喜び、毎日楽しくしている人と、

愚痴ばかり、人のせいばかりで幸せを感じることができない人ではどちらが幸せで、どちらが不幸に見えますか?

そして自分はどちらの方でしょうか?

先生は不幸になる方程式を教えてくれました。

みなさんは、いかがでしょう?

  • やらされ感満載である
  • 人目を身にする
  • 同調圧力を感じ、自分はそう思ってないのに、うん。と言ってしまう。
  • いつも人と比較してダメなところばかり目につく
  • コンプレックスを持っている
  • 親の言うことに従ってきた。または口うるさい親になっている

特に、悪気のない口うるさい親。は相当影響を与えるそうです。

入試トップ10の法則

  • 入試トップ10は博士にならない
  • ワールドカップはほぼ次男
  • 日本でノーベル賞を取ったのは28人。28中26人公立学校に通っていた。

みなさんはこの統計はどう思いますか?

子供期と思春期

あくまでも目安ですが・・・

4歳〜9歳を赤の時代としましょう

9歳〜18歳を青の時代としましょう

赤と青では、全く違う生き物になると言うこと。

 

赤の時代に大事なこと

とくに幼少期、この時代は、好きだらけ、関心ごとだらけ

そんなのおかしいよ!という価値観を押し付けていませんか?

  • 価値観違っても否定しない・
  • 自分を否定しない
  • 愛と躾と没頭力がポイント
  • 愛されていると言う信頼を経て人は飛び立てるようになるのです。
  • 何を置いても
  • 外遊び

 

青の時代に大事なこと

  • 毛が生えたら外に出す(いつまでも朝起こさない)
  • たっぷりの愛・自由・部活で揉まれる
  • 野外活動

頭がいい子に育てたかったら非認知能力を伸ばす

学力テストで測定している読み書きができることや計算能力などの測定できる能力は「認知能力」と呼ばれています。

一方の「非認知能力」はテストでは測定できない能力といわれています。

コミュニケーションもその1つです。

詳しくはこちらから抜粋しました。

2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマンによる3〜4歳の子どもを対象にした研究では、非認知能力を育成するプログラム「ペリー就学前プロジェクト」を受けた子どもと受けさせなかった子どもで40年にわたり追跡調査を実施しました。その結果「ペリー就学前プロジェクト」を受けた子どもの方が、学習成績が高く、より豊かな生活を送れることが明らかになっています。

この結果から、両者間における差を生み出したのが、「認知能力」ではなく「非認知能力」であるということが考えられ、これらの能力が子どもたちの生活を豊かにしたといわれています

 

要するにおもちゃなどがないところでの外遊び

何もないところでも、子供が集まれば自然と遊びが始まります。

砂・木・石・坂・木の葉・木の実なんでもおもちゃです。

こういった遊び、何も準備されていないところでの遊びが非認知能力を上げると言います。

エビデンスが出てからは、幼児教育に広くこの野外での活動が取り上げられているとか・・・

そして、親が口を出さない。

と言うことがポイントです。

なので、夏季キャンプなどをしているところも増えてきましたね。

 

子供はいつ伸びるかわからない

自分の経験から言うと、中学までで伸び率が横ばいになる人と、中学以降、伸びる人がいると感じてきました。

どうやら、早期教育で、幼少期から決められた枠組みの中で勉強をしてきた子は、中学で伸び率が止まる。

幼少期に十分遊んできた子は、中学以降伸びる。

先に書いたヘックマンの調査からもわかります。

就学前教育プログラムで教育を受けて認知能力/IQを調べると、4~5歳では差が大きいですが、10歳頃には就学前教育プログラムを受けた子どもと受けなかった子どものIQの差は、ほとんどなくなったことが分かりました。

粘り強さや自制心などの非認知能力を身につけたことが影響し、大人になってもより幸せでいられるのではと述べている。とあります。

 

AIの世界に必要なのは人間力

AIが進めば進むほど、魅力のある人間がもてはやされ、必要とされていくのではないでしょうか?
小さな子供を育てる私たち大人が、時代の変換について行かないといけないな。

と感じています。

支配でコントロールできる時代などとっくに終わっている。

 

大人である自分が、どうありたくて、どう生きていきたいのか?

子育てはまさに自分育てですね。