ぼんやり視界の赤ちゃん
あかちゃんがオギャーと生まれた時は、まだぼんやりとしか見えていない。と言います。
生後1ヶ月くらいは視力0.05だそうです(今の私と同じくらいだ。。。💦)
目の前20〜30センチしかはっきりと見えない。
でも、動くものを見ようとしているうちに、どんどん追視が早くなってきます。
赤ちゃんは、まず、触れたものや、目で見たもの、耳で聞いたもの、から情報を収集します。
そして5感をフル活用して、寝てばかりだった子が、1年後には、自分で歩いて、お母さんが怒ってるのか?笑ってるのかもわかるようになり、どんどん自立へと向かっていきます。
見たり、聞いたりしているだけで、どれだけの情報を収集しているでしょうか・・・
今日は、目でものを追う
「追視」について、
一緒に考えてみましょう。
自分の体を認識していく時期
自分の手を、自分のものだとわかってくるのが、3〜4ヶ月頃(個人差があります)と言われています。
自分の手を、飽きずにじっと見つめていたり、口に持っていき、舐めてみて、自分の感触を覚えていきます。
胎児の時は、羊膜(えな)に包まれています。
ですから、産後、自分の体を包んでいたものがなくなり、体がバラバラになったように感じ、とても、不安なのではないか?と思うのです。
おくるみで包んであげると、よく寝る。というのは、そう言った不安がなくなるからではないか?と思っています。
つまり、自分の体の領域がわからない。
大人の私たちだって、ちゃんと自分の体の領域を把握しているのだろうか?と思うことがあります。
足の小指を机に引っ掛けてみたり、避けようとしたのに、肩が電柱に当たったり・・・😅
ちゃんとした大人でも、自分の体の領域がバラバラになっていると、いつも不安を抱えている。ということになるのかもしれません。
ちょっと話がそれました・・・
脳への刺激
人は目で見たものに反応し、手を伸ばしたり、行動をします。
赤ちゃんなら、
あれはなんだろう?
触ってみたい。
と思うから、寝返りができた。もっと近くで見たいから、うつ伏せになって、上体を起こしてみた。
こんな風に、視覚で捉えたものに対して、体の動きが伴っていく。
こんな風に自然に自分で動きを獲得してく。
あれ?いつの間にかできてるね!
できなかった動きを自分で獲得していくこと。これが自立につながっていくんじゃないのかな?
追視の遊び
・ガラガラや鈴など、音がなるものを左右・上下。いろいろ動かして目線を誘導してあげること
・じっと目を見て、手を握りながら、話しかけること。
・じっと目を見て、歌を歌ったり、すること。
・メリーゴーランドを使ってみる
抱っこの時
新生児から首が座るまでは、ほとんど、抱っこの時代です。
抱っこしている時、
母乳をあげる時、できたら、スマホは、ちょっと置いといて、じっと見つめてあげてくださいね。
抱っこ紐を使う時、今は、赤ちゃんが前を向く抱っこの方も多いですが、視界が広くはなりますが、赤ちゃんの骨格に合わなかったり、逆に視覚刺激が強すぎたりすることがあるので、ちょっとの間だけ。にしておいた方がいいなあ〜と感じています。
今、何に興味があって、どこを見ているのか?
想像しながら、たくさん話しかけてあげてくださいね〜〜