(過去記事から再度投稿しています。)

生徒さんからのメールは、こうでした(生徒さんからは、同じような方の参考になれば、と掲載の了解を得ています)

恥骨痛は、寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)が左右でずれてしまうか、仙骨(お尻の割れ目の上にある骨)がずれてしまう事から、生じることが多いです。

「症状からお伝えすると、34週から恥骨がくしゃみで痛くなるようになり、産院で助産さんに相談しとこちゃんベルト1を買い使用していましたが、3日前から悪化し、寝返り、座っていて立つとき、歩く時、に激痛があります(>_<)

痛いのは恥骨と、左側の足の付け根です。ベルトをすると、少しはましですがゆっくりヨロヨロと歩いている状態です。立ったまま、座ったままだと痛みはないですが、次の動作に入るときがゆっくり動いてもひどく痛みます。恥骨を軽く押しても激痛があります(>_<)

産院では赤ちゃんが下がってきているから仕方ないし、細い人はなりやすいと言われました。

美えなで習った歪みをとる体操を寝る前と朝行ったり、他に自己流ですが足の付け根や足全体のマッサージをしています。起床後、昼寝後の一時間くらいは痛みは軽めです。

同じ姿勢は良くないと教わったので、出来るだけ、座る、横になる、立つなどが続かない様、また身体を冷やさないようにも気を付けています。」

この方は37週で臨月ですので、赤ちゃんの重みもあり、余計痛みが強いのだと想像ができます。

過去に、別の産院でのレッスン時にトコちゃんベルトを着けていても、尿漏れが治らない、という方がいたのですが、その方はつける場所が、足の付け根の部分ではなく、もっと上に着けていたのです。

それでは尿漏れは悪化してしまう・・・・

付ける位置は、恥骨のある位置、足の付け根あたりです。

大切な動脈、静脈もあるので、圧迫しすぎないことも大事です。

今回のケースは、話を伺うと、後ろから前にトコちゃんベルトを付けているということでした。

恥骨痛がある方は、余計に段差がついてしまうので後ろから前に巻いてはいけません。

早速、前から後ろに巻くようにとアドバイスをしました。

せっかくのトコちゃんベルト、つけ方もしっかりと、教えてもらうことをおすすめします。

付ける時も、あおむけでお尻を高くし、すこし、お尻を振り振りしてから、ベルトをつけると気持ちがいいですし、外すときは、立ったまま外すのは御法度になります。

できれば、あおむけで外す、もしくは膝立ちでないと、内臓は一気に下がってしまいます。

片膝だけでもいいので膝をついて外す、ということを意識してみてくださいね。

私ができるのは簡単なアドバイス程度です。インストラクターは、ちゃんとした医療施設の中だったり、助産師さんのいるところ以外では、勝手に妊婦さんに触れることはできないのです。

それでも、直接、しっかり生徒さんの悩みや話を聞いたり、アドバイスや指導できたりするのは、医療従事者より、インストラクターやセラピストなのではないでしょうか?

今後はもっともっと、インストラクターが、解剖学的に妊産婦のカラダについて勉強をしていくこともすごく大事なことだと思います。

今日は、わこう助産院でマタニティレッスンもしています。ご夫妻でできるケアもお伝えしていますので、ご夫婦でのご参加もぜひ!

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