NPO法人美えな塾の片山やよいです。

 

1月末に行われた

無料講演会「可能性を広げるこどもの発達と遊び」は71名のお申し込みがありました。

ありがとうございました!

療育に携わる、理学療法士中原規予さんから

事前質問や当日参加者からの質問、zoom参加のチャットからの質問にたくさん答えていただきました。

Q&Aです。

 

1、ハイローチェアに座らせています。他にもお座りチェアがあるのですが、発育にあまり良くないと聞きました。これから離乳食を進めるにあたり、おすすめの椅子はありますか?(生後6ヶ月男子)

→足と腰を固定して座らせるものは、自分の力で座ったり立ったりすることができない。自分で座る。自分で立つ。ということを獲得してくためには、かかとから膝までの距離➕10センチくらいの椅子がベスト。(おすすめは牛乳パック!)

お尻と足の裏で体を支えることが可能になります。足の裏が安定しないと、手が前に伸ばせません。手が前に伸ばせるようになって、手掴みたべができるようになります。
離乳食の時は、足の裏はしっかり床につけ、椅子に固定させることよりも机をお腹に近づけることを優先させてみるのもいいでしょう。

 

2、ハイハイをする前につかまり立ちをしました。発育に問題はないでしょうか?ハイハイをして体幹を鍛えて欲しかったのですが・・・(生後6ヶ月)

→もし、うつ伏せが嫌いでハイハイにならなかったとしたら、お母さんのお腹の上でうつ伏せになるような姿勢をして、うつ伏せって気持ちがいい。を体験してもらうといい。
何かをくぐるような遊び、座って手を伸ばすような遊び。全身を使う遊びなどをやってみると、いいと思いますよ。大きい子は公園などでアスレチックのよじ登る遊びがおすすめです。

3、うつ伏せはしますが、寝返りをしません。させる方法はありますか?(生後7ヶ月)

→本当に寝返りをしないのか確認しましょう。寝ている時など姿勢を変えているかもしれません。なるべく床の上でゴロンと過ごしてみましょう。座らせてあげる姿勢が多いと、なかなかしなくなります。ゴロンとさせて、お尻を持ち上げて、体をひねることで腹斜筋を使えるようになります。

手と足を赤ちゃんのお腹の中心に来るようにして、横にゴロンゴロンと遊んであげる。
お母さんが足を持ち上げてゴロンと足を横にしてみる。最後までやってあげずに、子供の反応を見る。待っていると、自分の力でいくことがある。背中の反り返りが強いと、ゴロンと行きにくい。
練習はしなくてもいいので。ゴロンゴロン、と揺れ遊びをするくらいで親子で楽しんでくださいね。

 

4、3歳・5歳の猫背はどうしたらいいか?

→よじ登る遊びをしてもらって、背筋と腹筋の協調を図って上げるといい。しっかり外遊びをして欲しいが、今の時期難しいので、お手伝いの中で重いものを持ってもらう。下から上にあげる動作、床をふく、椅子を運ぶ、窓をふくというような大きな動作をしてもらうことで大きく筋肉を動かすことができるようになり、体を支える筋肉がつきます。

5、ようやく立っちして一歩が出るようになってきましたが、左足しか出ません。コンパスのように周ります。どうしたらいいでしょうか?(1歳1ヶ月)

→左足が出るということは、右足に重心があるということ。片方にしか重心がない時は、恐怖心もあるので、歩く練習はさせないこと。自分から歩くために歩く練習するより、少し前に戻って、両足で体を支えることができるようになるために、リズムに合わせて踊るとかして、手を離しても自力で立てる体験をさせて上げるといい。